Novel/Poetry/Essay 小説/詩/随筆

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書籍:明治の骨董
著者:料治熊太 発行:光芸出版
発行年:1973年 サイズ:21.5 x 15.5 x 1.7cm 頁:P.178
状態: A 良い 経年変化のシミが小口にチラホラ。中身はほとんどシミなし。元ビニールカバー付き
¥1,800 (税込)

テンポのよい、骨董愛に溢れたエッセー集。発行された昭和48年当時から見た、江戸時代の終焉と文明開化に始まる明治時代とその生活、ものの価値を「骨董」を通して語っている。
明治期の版画・やきもの・洋画・ガラス・時計・絵はがき類・郷土玩具・手染めと手織・小箱・小箪笥・煙草盆・絵看板・絵馬など、多くのモノクロ写真を例に挙げながら、分かりやすい文体で解説している。

しかし、この本はただの骨董品集ではなく、いくつも人生哲学や、「真の美とは」といったことが書かれている。古物商へ倫理感を提言もする。骨董好きでなくても、収集癖のある人や周囲にそういった人がいる人には、身近に面白く読める内容。