Novel/Poetry/Essay 小説/詩/随筆
npe-6
文芸誌:季刊 本の手帖 Ⅲ
編集兼発行人:大村達子
発行:昭森社 発行年:1972年 サイズ:27 x 19.7 x 0.2cm 頁:P.13
状態: A 良い 表紙シミあり。全体的に経年変化
¥1,500 (税込)
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和紙ではないが風合いのある画用紙のような厚めの紙で活版印刷の風合いとデザインが目をひく冊子。四六版の8切を2つ折りにして4枚の重ねたもので、表紙・裏表紙と奥付けを除き13ページに詩や随筆が編集されている。
言い換えると、味わいながら読よめる、集中して疲れない程よい具合に整えられている冊子。
編集後記に読者からの手紙が紹介されている。編集兼発行人が、彼女の思いが読み手に伝わったことを喜んで引用しているので抜粋したい。
「それぞれ(の文章)、いろいろなことを考え感じながら読みました。孤高でも先鋭でも隠遁でもなく、旗幟鮮明でないところがよいと思う」
「想像していたよりもずっとオトナな思想、オトナな文章がここにあって、読んだあとの私の心の中に住みつく住みつき方の何というしっとりした感触でしょうか。...この錯そうした世界の中で
(自分の声で)ものを語ろうとしているのだということを知りました。」
目次
JUNKUN の王が 死んだのは 犬塚堯
深層の社会 作田啓一
いのちをはりて 三好豊一郎
オリーブの畑 瀧口雅子
黄真伊のこと 田中明
叙情詩 宮柊ニ