lacquer 漆

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書籍:讃岐漆芸 工芸王国の系譜
著:住谷晃一郎
発行:河出書房新社
発行日:2005年10月20日 サイズ:25.8 x18.5 x 2.7cm 頁:P.395 状態:A 良い

「讃岐うどん」だけではない。かつて香川県には「工芸王国」と言われた時代があり、香川の伝統工芸であり特産である漆器を復権させたいという思いから、讃岐漆芸の双璧・玉楮象谷と磯井如真を軸として、音丸耕堂・明石朴景・磯井正美・太田儔、他、重要作家を伝記的に取り上げながら、讃岐漆芸の全貌を明らかにした。 多数の文献にあたり、それだけでなく所縁の地を訪ね歩き、事実から人物像を浮かび上がらせた。専門的、学術的内容を分かりやすく、読み物として楽しめるように多くのカラー図版とエピソードを交えてまとめ上げている。
巻末の文献資料の数の多さが、本書の内容が実証によることを物語る。日本語表記だが図版目録のみ日英語表記。カバーの透写紙の背の部分が1cmほど破れており裏からテープ補正されている。その他、カバーに数mmの汚れが2つ3つあることを除けば、ほぼ新本といえるほど美本。