Ceramic 陶磁

c-4

書籍:秀吉・織部と上田宗箇
著者:広島県立美術館
発行:秀吉・織部と上田宗箇展実行委員会
発行日:平成12年4月7日
サイズ:28 x 22.6 x 1.8cm
頁:P.229
状態:AA 良好

桃山の茶の湯の立役者豊臣秀吉、古田織部、上田宗箇を一本の枢軸線でとらえて構成した展覧会の図録。茶書「宗箇様御聞書」「茶道長問織答抄」、秀吉の黄金の茶室、織部好みの茶道具をカラー写真で222点収録。矢部良明の「創意に沸いた慶長茶の湯」と題した展覧会解説は、茶の湯に疎い人にも読みやすい。古田織部をファッション・コーディネーターとよび、織部焼といわれる焼物の実態から上田宗箇について私見も披露するなど、興味深い内容。戦国、桃山から江戸時代、茶の湯が天下人から市井の人々にどれほど浸透していたか窺い知ることができる。