Ceramic 陶磁

c-26

書籍:「中国陶瓷全集8 長沙銅官窯」
編集:上海人民美術出版社 発行:美乃美 発行日:1982年 頁:P.189 状態:AA 良好(帯は切れあり)
サイズ:34 x 26.8 x 2.2cm
価格:¥4,400 (税込)


唐の時代、凄まじい経済発展は芸術分野の高度な発展も促した。中国磁器はここにあらゆる種類を整える。青磁・白磁の2種類の釉から多種類の単色釉に変わり、長沙銅官窯では彩色が釉の下にあるという釉下彩色絵画がもっとも栄えた。
唐代詩人白居易は、「画くに常工なし、似たるもって工とす。学ぶに常師なし、真をもって師とす」といったそうで、こういった伝統と創作上の指導思想が長沙銅官窯に引き継がれているとする。
目次:窯址略図・湖南省窯址図・長沙銅官窯略図・図版・解説 蕭湘、羅平章、蕭利民・図版目録
185点の図版がフルカラー。月報の小冊子には三上次男による「唐三彩の後裔」の読み物。長沙銅官窯では器を文章で飾ったものが多く、「上に千年の樹あり、下に100年の人あり」という文章も紹介している。
美しい花は釉の下で散らず、鳥、羊、虎、鹿は今にも動き出しそうにまるで生きているかのような生命力を感じる。