Art history 美術史、Art theory 芸術理論 美術理論

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書籍:東洋画論
著者:荒木十畝、発行:小学館 発行日:1942年 初版 2000部
サイズ: 22 x 17 x 3.3cm 頁:P.399 状態:B 可 函の背表紙に中央縦にヒビ割れ、函縁含め経年変化の傷みとヤケ、本も表紙が剥がれている。
価格:¥1,600 (税込)

昭和17年に初版、2000部発行された、昭和初期の日本画壇の元老として重鎮をなしていた画伯の画論。

函の背表紙に中央縦にヒビ割れ。函縁がボロボロと崩れ始めている。 本は布ばりで大きな汚れもないが、背表紙のタイトル印字が消失している。見開きが1ページはがれ、本と表紙が剥離。 ただし、本自体は小口と本文ページにシミも出ておらず読むには問題ない。見開きにはシミ。 本と表紙を接着修理さえすれば状態としては悪くない。著者・荒木十畝が他界した時の新聞記事の切り抜き付き。 含め経年変化の傷みとヤケ、本も表紙が剥がれている。

本書は、西洋思想が陽を基にし、東洋思想が陰に基づくという前提で、東洋画の特質を述べて、以て、西洋画との根本的差異を明らかにしようとするもの。

例えば、「七山石法」の章から一部抜粋

「東洋画に於いては、石は天地の骨とみなして非常に重要視している。実際に於いて、石は山水画の最も大きな一部を司るものであり、 花鳥画に於いても甚だ必要な部分をなしているのである。...この石を描くには大略二つの手段方法がある。...」
詳しくはぜひ本書をお読みください。