Art history 美術史、Art theory 芸術理論 美術理論

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書籍:古書画人名辞典
編者:清水不濁、発行:美術倶楽部出版部 発行日:1954年
サイズ:18.5 x 13.2 x 2.1cm 頁:P.399 状態:B 可 裏表紙の中央縦に折れと両はし裂け、経年変化の傷みとヤケ
価格:¥1,800 (税込)

大正9年に初版発行され、昭和29年に再販されたのが本書。巻末にモノクロで狩野探幽の印譜・光琳や乾山の印譜落款・佐久間象山・頼山陽の印譜などが約15ページあり、 続いて、「はしがき」、「目次」、「索引」、「四季月名干支異稱一覧」、「名数一覧」、次に、美術倶楽部らしいページ、「交換会呼値」の一覧がある。「各地にて行われる書画交換会競売の呼値は 古来よりの習慣として『銀目』なる呼値を用いる場合多し。」とある。そしていよいよ「書画便覧 古書画人名辞典の部」が始まる。 例えば、

行海 [画] 藤原基光の男にして珍海の弟なり叡山に住し傍ら図画を作す

このような形式で続く。 他に、「壮年と晩年と名の変わる画家」(例) 仙嶺ー円山応挙や「同名にて2代以上ある人」(例) 葛飾北斎など。
古美術の初心者に嬉しい「書画用語解」もある。

数箇所赤鉛筆の書き込みあり。裏表紙の中央縦に折れと両はし裂けを手当したら、それ以外の状態は良好と言ってもいい状態。