Art history 美術史、Art theory 芸術理論 美術理論

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書籍:デューラーと名声 -芸術家のイメージ形成-
著者: 秋山聰、発行:中央公論美術出版 発行日:2001年
サイズ: 函 27.5 x 19.3 x 3.8cm / 本 26.5 x 19 x 3cm 頁:P.364 状態:AA 良好 函にヤケ、本の状態は良好で美本。献呈署名アリ
価格:¥12,000 (税込)

アルブレヒト・デューラー(1471-1528)。北方ルネサンス最大の芸術家とも言われるドイツの画家・版画家・美術理論家。
ドイツの人文主義を背景にデューラーが自らのイメージを形成していったことを多くの文献を参照しながら論証している。

じつは、本書の函の裏の隅に一匹「蠅」がとまっている。「蜂?」と見直したが、やはり「蠅」に見える。しかも実寸法。
目次を見ると、

第二章 第二次イタリア滞在における技量の誇示1 : 描かれた蠅

なんと第二章54ページも「描かれた蠅」について書かれている 。蝿が描かれた図版が実例として集められている。15-16世紀、こんなにも蝿があちらこちらに、聖母子や高貴な身分の方々と共に描かれていたとは!
あとがきを読むと、著者の、「蠅」が関連する「つまらぬ誤解」がきっかけとなり、博士論文が書き上げられ、それを大幅加筆したものが本書だということが分かる。