Architecture/Design 建築/デザイン

arch-23

書籍:日本の工匠
著:伊藤ていじ
発行日:1970年 発行:鹿島研究所出版会 サイズ:18.8 x 12.8 x 1.3cm /(函)19.6 x 18 x 1.5cm 頁:P.252
状態:A 良い 函にスレ、本体小口にシミあるが全体として美本
¥1,300 (税込)




あとがきに本書が書かれた意図が書かれている。「無用の建築家たちについて語りたかった。無用とみえる努力は、エリートにとっても疎外された者にとっても、一度は考えておいていいテーマではないかと思う。 もちろんそれは、その時代には無用といわれていた建築家だけが価値ある建物を創造し未来の建築思想を育てたという意味でもあり、あるいはそういう時代でなくても一人の建築家の生涯にとって 無用の時期無くしては当代有用の時期も存在し得ないだろうという意味ででもある…」
ここに「建築家」と書かれているが、広い意味で空間デザインと関係する7名にスポットを当てている。彼らの名が記された文献、足跡、時代背景から人物像を探る。

古墳時代の名工といわれた猪名部真根(いなべのまね)
東大寺を再建した大工・櫻島國宗(さくらじまくにむね)
檜皮葺師・藤原家次(ふじわらいえつぐ)
幻の宮彫師の左甚五郎(ひだりじんごろう)
生花の未生流創始者の未生斎一甫(みしょうさいいっぽ)
江戸の都市計画を策した賀茂規清(かものりきよ)
清水建設の初代清水喜助(しみずきすけ)