真美術書店では、コエランス(1993ー2010)の本をご紹介しています。17年という活動期間に、手にとって味わい深い身近に置いておきたい美術書を出版しています。陶芸家の本、日本の自然とそこで生み出される造形物の美を撮った写真集、敷居の高い祇園のお茶屋さんの本、小説家の蒐集物など、文化芸術に興味のある方なら面白く読める書籍ばかりです。美しい写真も多数収録されており、自宅の本棚に並べて置いておきたい一冊です。


日本の美を世界へ紹介するために英語表記で作られた写真家・六田知弘の写真集(文:コエランス編集部)。 縄文から江戸時代にわたる日本の代表的な美術品や建築;「遮光器土偶」「見返りの鹿埴輪」「金銅菩薩半跏思惟像」「笠置寺/虚空蔵菩薩磨崖仏/弥勒菩薩痕跡」「大徳寺/障壁画/狩野永徳」「大乗寺/郭子儀図/丸山応挙」など、 四季折々の自然を捉えた写真を織り交ぜ、英文解説を添えて体系的に編集。日本人の美意識が育まれていった時代の流れを旅するように頁を繰り、現代に遺る日本の至宝を追う。

書籍:In Praise of Japanese Beauty
発行:株式会社コエランス
発行日:2006年、初版
サイズ:36 x 26.5 x 2cm
頁: カラー P.136
状態:AAA ほぼ新品
価格:27500円 (税込)


大道正男氏の生み出した陶の動物たち、犬や猫、猿に梟、龍や虎たちが、今にも伸びをしたり鳴き声をあげそうな、なにやらユーモラスな表情でモノクロ写真に収まっている。この本は写真集であると同時に、作り手大道正男の伝記でもあり、生い立ちから、インターナショナルデザイン研究所での5年間で学んだこと、洋画家中川一政氏との交流などが綴られている。グラフィックデザイナー、陶芸家、版画家、料理は玄人はだしの腕前の多彩な顔を持つひとりのアーティストをここに見つける。

書籍:大道正男 私の動物誌
著者:大道正男
写真:田中学而
発行:コエランス
発行日:2004年12月1日
サイズ:25 x 22.5 x 0.9cm
頁:P.116 モノクロ
状態:AAA ほぼ新品
価格:3300円 (税込)


なかなか知る事のできないお茶屋の世界をちらりとのぞきみたような写真集。京都は祇園にある桔梗家の本。巻頭に日本の伝統や習慣を受け継ぐ場所という切り口での体験談を交えた解説がある。客人達が集っている宴の様子やお茶屋のしつらえが撮影されている。写真は秋元茂。和綴じ製本の限定本。日英語表記。

書籍:ぎをん桔梗家ものがたり
発行:コエランス
発行日:2004年
サイズ:27 x 21 x 0.5 cm
頁:P.22 状態:AAA ほぼ新品
価格:5500円 (税込)


著者・立原潮の、父と父が愛した焼き物にまつわる随筆集。父・立原正秋(作家)は、美術商が持って来る美術品は見て数分で購入するかどうかを決め、購入してからその品物についての説明などを聞いたという。自身の感性でほしいものか、良い物かを判断した。作家に大きく影響をおよぼし、いくつかの小説を生んだ白磁の壺とめぐり会ったくだりや、作家の妻であり著者の母が語る、作家の美意識が行き渡った日々の暮らしを読むと背筋が伸びる。作家が蒐集した李朝・高麗を中心とした焼き物約30点を写真家・秋元茂が撮影。 自筆の色紙・箱書きなども併せて掲載。

書籍:美のなごり 立原正秋の骨董
著者:立原潮
発行:コエランス/発売:神無書房
発行日:2004年3月8日
サイズ:22.5 x 18 x 1.6 cm
頁:P.128
状態:AAA ほぼ新品
価格:3300円 (税込)


陶芸家・小野珀子氏について、息子・次郎の妻、小野えみ氏が綴った本。「珀子はとてもわがままな人でした。いつも、本心をさらけ出している人でした。したい事をする人でした。いいたい事を言う人でした。才能、能力のある人でした。」身近にいた嫁が、釉裏金彩という技法を完成させ、次々と賞を総なめにして脚光を浴びた小野珀子の人生を紐解く。巻頭に8点の作品カラー写真あり。

書籍:天空の黄金 小野珀子と釉裏金彩
発行:コエランス
著者:小野えみ
発行日:2006年
サイズ:19.5 x 13.5 x 2cm 頁:P.223
状態:AAA ほぼ新品
価格:3300円 (税込)


紙のように薄く挽いた木地に漆を塗り重ねて絶妙な厚みに仕上げる。優美な曲線としっとりとした塗りの肌が睦美漆器の特徴である。鈴木睦美氏が自ら選んだ漆器10点をカラー写真で紹介。作品への思いや塗師(ぬし)としての考え方を綴っている。また、旧知の酉福オーナー・青山光雅(益朗)が、作品との出会いや器と料理、京都での暮らしについて語り、「鈴木睦美漆論―美の源泉を探る」を展開している。英文併記。帙に入った布張り装幀のこだわりの一冊。発行部数 500冊。

書籍:睦美十選 The Lacquerware of Suzuki Mutsumi
著者:鈴木睦美
発行:コエランス
発行日:2004年5月10日
サイズ:B4変形 293×253mm 帙納め
頁:P.32 著者の直筆サインと印入り
状態:AAA ほぼ新品
価格:9900円 (税込)


1995年に出版された「やきもの讃歌」の英語版。酒器を通して、およそ100名の日本の陶芸家や、やきもの文化を紹介する。英語で日本のやきもの文化を説明する時の手引きにもなり、焼き締めの器が好みの人に贈っても喜ばれるであろう一冊。カラー写真多数。巻末に用語解説など有。

書籍:Ode to Japanese Pottery
    Sake Cups and Flasks
発行:コエランス
著者:Robert Lee Yellin
発行日:2004年
サイズ:23.5 x 19 x 1.7cm 頁:P.203
状態:AAA ほぼ新品
価格:5500円


神話に満ちた地、出雲に生まれ育ち、その土をかたちにする三原研の初の作品集。2001〜02年の1年間、個展による発表をやめて、自分の歩調に立ち戻り真摯に作品と対峙した。本書は、その間作り出された「せっ器」56点を出雲の四季を通して撮影されたもの。春の柔らかい光の中、夏の緑の上、秋の夕暮れの中、冬の雪の上に作品は置かれ、ごく自然な、あるがままの様子が写されている。また、いかにして「せっ器」が生まれたか、当時の心の動きや制作に取り組む姿勢を三原が綴っている。

書籍:出雲風陶記
   三原研のせっ器を古代の息吹とともに
編者:青山益朗
発行:コエランス
発行日:2003年10月31日
サイズ:24.5 x 20 x 1cm
頁:P.88
状態:AAA ほぼ新品
価格:3300円(税込)


イギリス、ドイツ、フランスを中心としたヨーロッパの名窯の歴史と代表的な食器をカラー写真で紹介している。ミントン、ポートメリオン、ロイヤルドルトン、ヘキスト、マイセン、ビレロイ&ボッホ、ベルナルド、ジアン、セーブル、ロイヤルコペンハーゲン、アラビア、ヘレンド、リチャードジノリ等。巻末に問い合わせ先や国内販売所の情報も掲載されている。

書籍:王侯・貴族の愛したうつわ―ヨーロッパの名窯―
編集・執筆:岐阜県現代陶芸美術館
発行:コエランス
発行日:2004年12月20日
サイズ:21 x 14.8 x 0.8cm(A5版)
頁:P.144 オールカラー
状態:AAA ほぼ新品
価格:1100円 (税込)


東京は青山に「百味存」という料理家があった。そこの料理人だった横山さんの料理を本にしたのが、この「百味菜々」。料理を盛る器は魯山人、ルーシー・リー、撮りは秋元茂、纏めは田中一光、文は田中優子・高橋陸郎・田島征三・三宅一生・大島清次が寄せる、こだわりの一冊。 写真を見てほしい。本にする予定もなく撮り始めたのだそうだ。器については言うまでもなく、とにかく料理と写真がすばらしい。「百味存」のお客の中で自然とチームのようなものができて本になったというから、「百味存」がどんな店だったか想像に難くない。初版は1990年11月8日で、本書は再版。

書籍:百味菜々
発行:株式会社コエランス
発行日:1999年5月12日(再版)
サイズ:26.4 x 21.7 x 1.7cm
頁: カラー P.152
状態:AAA ほぼ新品
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